• 栄養Topics【同じ様な食事をとって、個人によって血糖反応が異なる】

    2019/04/08

    [caption id="attachment_1590" align="alignnone" width="450"] 【同じ様な食事をとって、個人によって血糖反応が異なる】   米国メイヨークリニックは個人の遺伝子、腸内細菌、生活習慣に合せた個別化食事は、ただ食事の栄養価だけを考える方法に比べ、より血糖値コントロールに効果的であると発表しました。   研究チームは、ほとんどが中西部在住の327名(平均年齢45歳、78%が女性)の健康な人々を対象に検討を行いました。 参加者は、遺伝子解析によって腸内細菌叢の組成を調べるために糞便サンプルを提出しました。さらに、ベ

  • 栄養Topics【粘着テープで皮膚細胞を採取し、アトピーのタイプを判別】

    2019/04/04

    【粘着テープで皮膚細胞を採取し、アトピーのタイプを判別】   コロラド州デンバーにあるNational Jewish Healthが生体組織診断(バイオプシー)ではなく、粘着テープを同じ場所に繰り返し用いて、表面から深い層まで順に回収した細胞から皮膚細胞の性質をかなり正確に調べることが出来ると発表しました。   この研究では、皮膚に貼ってから一定時間後に剥がすと、薄い細胞層が回収できるD-Suame Tape Stripと呼ばれる一種の粘着テープを用いて、皮膚の層を深くまで順番に回収する方法で、それぞれの層に存在する細胞の様々な性質を測定し、アトピー誘発に関わる皮

  • 栄養Topics【赤ラズベリーは糖尿病前症の血糖制御】

    2019/04/01

    【赤ラズベリーは糖尿病前症の血糖制御】   赤ラズベリーを食事に含めることは糖尿病前症やインスリン抵抗性のある患者の血糖値コントロールに有用であるかもしれない、という米国イリノイ工科大学の研究報告がされました。   研究チームは、20-60歳の32名の成人を対象にランダム化対照試験を実施しました。参加者には、0gの冷凍赤ラズベリー(対照)、125gの冷凍赤ラズベリー(RR-125)(250ml)、または250gの冷凍赤ラズベリー(RR-250)(〜2カップ)が提供されました。3日の各々独立した日を選び、朝食後8時間までに複数の血液サンプルを採取し、24時間後に最終

  • 栄養Topics【睡眠時間とメタボの関係性】

    2019/03/29

    【睡眠時間とメタボの関係性】     ソウル国立大学からの研究チームが、睡眠時間が6時間未満の場合や10時間以上の場合、メタボリックシンドロームのリスクが高かったことを発表しました。   研究は40-69歳の男女133,608名を対象に行った横断研究です。 研究(HEXA研究)では、住民を対象として社会的背景や食事、身体活動、服薬、血球や遺伝子等の情報を収集しました。 このうち「過去一年で、1日の睡眠時間(昼寝も含めて)はどれくらいですか」という質問項目を用いて、メタボリックシンドロームとの関連を検討。   集めたデータをもとに統計計算

  • 栄養Topics【アブラナ科の野菜の摂取量と全死亡リスクの関係】

    2019/03/22

    【アブラナ科の野菜の摂取量と全死亡リスクの関係】   40歳代半ば以降の日本人の男女は、キャベツやブロッコリー、白菜などのアブラナ科の野菜を多く摂取するほど全死亡リスクが低減する可能性があると、国立がん研究センターなどの多目的コホート(JPHC)研究グループが発表しました。 アブラナ科の野菜には、抗炎症作用や発がん抑制作用で知られる「イソチオシアネート」と呼ばれる成分が豊富に含まれています。   研究グループは今回、JPHC研究に参加した45~74歳の男女約9万人を長期にわたり前向きに追跡したデータを用いて、アブラナ科の野菜の摂取量と全死亡、がんや心疾患、脳血

  • 栄養Topics【歯周病があるとがんリスクが上昇!!】

    2019/03/20

    【歯周病があるとがんリスクが上昇!!】 女性の健康イニシアティブ観察研究(WHI-OS)のコホート研究で 食道がんの発症リスクは、歯周病のある人ではない人に比べて3.28倍になることが分かりました。   また、肺がんや胆嚢がん、メラノーマ、乳がんでもリスクが上昇しました。   研究は54~86歳の女性約6万6,000人を対象とした解析で得られたものです。 対象者は1999~2003年に自己記入式の質問票で歯周病の有無について回答した上で、2013年9月まで追跡調査されました。平均8.32年間にわたる追跡の結果、7,149件のがん発症が確認されました。 &nbs

  • 栄養Topics【ふすまに含まれる天然の抗酸化物質】

    2019/03/14

    【ふすまに含まれる天然の抗酸化物質】 米国ペンシルバニア州立大学からの研究報告で、穀物のふすまに含まれる天然の抗酸化物質アルキルレゾルシノール(AR)が、食品を長持ちさせる可能性があると報告しています。 ライ麦抽出物質であるアルキルレゾルシノール(AR)という種類の化合物が、カビや細菌などから穀物を保護する働き(脂質酸化反応を阻害)が分かりました。 ARが懸濁されたオメガ-3系脂肪酸に富む油の保存に使えるかどうかを検証しました。 実験の結果、ARは懸濁液中で抗酸化活性を発揮し、抗酸化物質無添加の場合に比べて、オメガ-3系脂肪酸の酸化を防止できました。(懸濁液を用いたのは、サラダドレッ

  • 栄養Topics【食物繊維が脳の加齢スピードを緩和する!!】

    2019/03/11

    【食物繊維が脳の加齢スピードを緩和する!!】   米国イリノイ大学の研究結果では、加齢に伴う脳の慢性的な炎症を避けることはできないが、その進行スピードを食物繊維の摂取によって、遅らせることができると発表しました。 脳の免疫細胞が慢性的に炎症を起こしていると、認知機能・運動機能の低下を招く有害物質を産生します。 食物繊維は腸内の善玉菌の成長を促進し、善玉菌が食物繊維を消化する際には、酪酸塩などの短鎖脂肪酸を産生します。 研究では老年マウス、若年マウスそれぞれの群に低繊維食または高繊維食を与え、血中の酪酸塩やその他の単鎖脂肪酸の濃度や腸の炎症性物質を測定しました。 結果として

  • 栄養Topics【n-3系脂肪酸が流産の原因となる子宮感染症を予防!】

    2019/03/06

    【n-3系脂肪酸が流産の原因となる子宮感染症を予防!】   米国コロンビア大学の動物実験から、魚油に含まれるn-3系脂肪酸の摂取によって、流産・早産・死産・新生児死亡などの一因となる子宮感染症を予防できるかもしれないと発表しました。   米国では、10人に1人の赤ちゃんが正産期(胎児が十分に成熟していつ生まれても良い状態になる、妊娠37~41週)の前に生まれています。早産の原因の10~30%は、ごく一般的な口内細菌であるフソバクテリウム・ヌクレアタム(F. ヌクレアタム)が子宮に感染してしまいます。   「この種の細菌はどこにでもいて、どの人の口の中に

  • 栄養Topics【母親のストレスは子どもの過体重に影響する可能性】

    2019/03/01

    【母親のストレスは子どもの過体重に影響する可能性】   出産後1年間の母親の知覚されたストレスは、5歳までの子供のBMI zスコアと関連するとの研究報告をヘルムホルツ環境研究センターが行いました。   研究では、ドイツの前向き出生コホート研究の498人の母親と子どものペアを対象とした。妊娠中から出生後2年間の母親の知覚されたストレスの程度と、子供の体格指数との関連を検討しました。   その結果、出生後1年間の母親の知覚されたストレスが、子どもの5歳時の体格指数(body mass index, Zスコア)の上昇と関連付けられました。性別でみると、女児で