• 栄養Topics【卵やコレステロールの摂取が偶発的脳卒中のリスクを高めない】

    2019/07/29

    【卵やコレステロールの摂取が偶発的脳卒中のリスクを高めない】     東部フィンランド大学の研究チームが高めのコレステロール摂取や1日1個までのタマゴの摂取は、脳卒中のリスクとは関連が低いと発表しました。   さらにフィンランド人に多い、コレステロール代謝に影響を及ぼすアポリポタンパク質E4 (APOE4)遺伝子変異との関連もみられませんでした。   今までは、ある研究で、コレステロールを多く摂取すると脳卒中リスクが上昇すると発表される一方、別の研究ではコレステロールを多く含むタマゴの摂取は脳卒中リスクを低下させると発表される状況でした

  • 栄養Topics【全粒ライ麦がセロトニン産生によい影響を及ぼす】

    2019/07/08

    【全粒ライ麦がセロトニン産生によい影響を及ぼす】   東部フィンランド大学の研究チームが全粒のライ麦パンを食べる成人は、食物繊維の少ない小麦パンを食べる人に比べて血中のセロトニン濃度が低くなり、腸内のセロトニン濃度を有意に低下と発表しました。 研究では、15人の成人を対象に、ランダム化クロスオーバー臨床試験を実施。   参加者は、1日6-10枚の低繊維小麦食パンか、同僚の全粒ライ麦パンを、ランダムな順番で、各々4週間にわたって摂取し、期間の終わりに採血して血漿代謝産物を液体クロマトグラフィー質量分析で分析しました。 その結果、全粒ライ麦パンの摂取は、低繊維小麦パ

  • 栄養Topics【常習的なグルコサミン使用と心血管疾患のリスクとの関連】

    2019/06/28

    【常習的なグルコサミン使用と心血管疾患のリスクとの関連】   テュレーン大学等の研究チームはグルコサミン摂取が、心血管疾患イベントのリスク低下と関連するようだと発表しました。   今回の研究では、習慣的なグルコサミン摂取と心血管疾患イベントリスクとの関連を前 向きに評価することを目的としています。 対象者は、英国バイオバンクの前向きコホートにおいて、グルコサミンを含むサプリメントの使用に関する質問票に回答し、ベースライン時に心血管疾患(CVD)の既往のない者466,039名であり、2006年から2010年まで登録され、2016年まで追跡調査しました。 &nb

  • 栄養Topics【魚介類(血清オメガ3脂肪酸)の摂取が喘息を予防するかも!!】

    2019/06/24

    【魚介類(血清オメガ3脂肪酸)の摂取が喘息を予防するかも!!】   魚介類から摂取したn-3系多価不飽和脂肪酸が喘息を予防したというと、ジェームズクック大学の研究チームが発表しました。   研究では南アフリカの小さな村の魚加工工場で働く642人を対象(女性65%で51%が喫煙者)に調査を行いました。 この地域を対象にしたのは、社会経済的地位が低く魚の摂取量が多く、n-3系多価不飽和脂肪酸の主な摂取源が、サプリメントではなく魚介類であると考えられるためです。 (99%が魚を摂取していて、ロックロブスター、ムール貝、イカ、アワビもそれほど頻繁に摂取していませんでした。)

  • 栄養Topics【妊娠中のナッツ摂取は8歳までの小児の神経発達改善と関連する】

    2019/06/18

    【妊娠中のナッツ摂取は8歳までの小児の神経発達改善と関連する】   バルセロナグローバルヘルス研究所等のコホート研究から妊娠初期のナッツの豊富な食事は、子供の精神発達の改善と関連することが発表しました。   ナッツは、高血圧、酸化ストレス、糖尿病のリスク減に役立つとされ、これまで高齢者の認知機能に保護的効果を有する可能性が示唆されています。   今回の研究の対象者は、スペインの4つの地域の人口ベースの出生コホートからの母子ペアを含めた2208名です。   母親のナッツ摂取については、妊娠初期と妊娠後期、食生活に関するアンケートにより評価、

  • 栄養Topics【クルクミンの抗がん効果を明らかにする研究】

    2019/06/11

      【クルクミンの抗がん効果を明らかにする研究】   ブラジル・サンパウロ連邦大学からのレビュー報告で、クルクミンの定期的な摂取が消化管腫瘍の潜在的な治療法として有望かもしれないと発表しました。   胃がん患者の腫瘍細胞では、ヒストンアセチルトランスフェラーゼ(HAT)とヒストンデアセチラーゼ(HDAC)の発現パターンが正常細胞と異なります。 種々の栄養素と生理活性化合物がこれら酵素の活性を調節することが示唆されていることから、先行研究のレビューを実施。   クルクミンの他にも、活性調節に重要そうな化合物として、コレカルシフェロール、レスベ

  • 栄養Topics【赤身肉消費の無作為化対照試験のメタ分析結果】

    2019/06/04

    【赤身肉消費の無作為化対照試験のメタ分析結果】   赤身肉を高品質な植物性たんぱく質で置き換えた食事にすると、心血管疾患(CVD)のリスク因子低下につながる可能性があると、ハーバード公衆衛生大学院、パデュー大学等の研究チームが発表しました。   研究では、36件のランダム化比較試験のデータが含まれる合計1803人を対象に調査しました。   赤身肉が含まれた食事をした者と、他のタイプの食事(鶏肉、魚、炭水化物、豆類、大豆、ナッツなどの植物性たんぱく質)をした者について、CVDのリスク因子であるコレステロール、トリグリセリド、リポたんぱく質の血中濃度、血圧

  • 栄養Topics【ビタミンやカロテノイドが白内障を予防する!?】

    2019/05/28

    【ビタミンやカロテノイドが白内障を予防する!?】   中国・西安交通大学と豪州・南豪州大学からの研究チームが、食事由来の抗酸化物質であるビタミンやカロテノイドが加齢性白内障リスクを低下させると発表しました。   研究では、MEDLINE、EMBASE、ISI Web of Science、およびCochrane Libraryデータベースの開始から2018年6月まで検索し、各研究における関心のある関連について、調整されたRR(相対危険度)と対応する95%CI(信頼区間)で抽出したデータから食事中のビタミンやカロテノイドと白内障との関連を検討しました。  

  • 栄養Topics【温かいお茶を飲むことで緑内障リスクの低下!!】

    2019/05/22

        【温かいお茶を飲むことで緑内障リスクの低下!!」】     米国国民健康栄養調査(NHANES)のデータを分析したところ、毎日温かいお茶を一杯以上飲む習慣のある人では、そうした習慣のない人と比べて緑内障を発症するリスクが低いことを発表しました。   2005~2006年に実施されたNHANESのデータのうち年齢、性、BMI、民族、喫煙習慣、糖尿病で調整して解析した結果、毎日温かいお茶を飲んでいる人は、飲んでいない人と比べて緑内障リスクが74%低いことが分かりました。   (コーヒーやお茶については「ホット」

  • 栄養Topics【腸内細菌叢を操作して自閉症を改善される!!】

    2019/05/17

    【腸内細菌叢を操作して自閉症を改善される!!】   今まで、自閉症スペクトラム障害(ASD)のある個人に異常な腸内細菌叢が報告されており、腸内微生物叢と自閉症様行動との関連性が示唆されています。   そこで研究チームは、専門家の診断により確定した18人のASD(7ー17歳)の児童に、まず抗生物質ですでに存在している腸内細菌を叩き、その後下剤をかけて全て排出させた後、健康人の大便から分離してきた細菌をカプセルに入れて投与、この時胃酸を抑制して細菌叢が町へ到達できるようにしました。 また、更に内視鏡下で同じ菌を移植させました。   治療後2年目の中間報告で