• 栄養Topics【よく歩く高齢者は肺炎での死亡リスクが低くなる】

    2019/02/08

    【よく歩く高齢者は肺炎での死亡リスクが低くなる】   1日に1時間以上歩く高齢者は、心筋梗塞または脳卒中の病歴の有無にかかわらず肺炎で死亡するリスクが低いことが、日本人を対象とした大規模な疫学研究(65歳以上の日本人2万人以上を12年間追跡)で明らかになりました。   分析対象は65〜79歳の日本人22,280人(男性9,067人、女性13,213人)で、この研究への参加を決めた時点で、さまざまなライフスタイルに関する質問とともに、1日の歩行時間を尋ねました。   ■質問 ・平均すると1日にどのくらい屋内または屋外を歩いていますか? 「0.5時間未満」

  • 栄養Topics【マンゴスチンの皮膚のうるおいと血管の柔軟性への効果】

    2019/02/05

    【マンゴスチンの皮膚のうるおいと血管の柔軟性への効果】   マンゴスチン果皮熱水抽出物(WEM)を12 週間摂取しつづけた結果、糖化ストレスが低減し、皮膚の水分量を改善し、血管の硬度が改善されたことを報告しています。   試験では25歳から59歳の健常女性40名(WEM 群 20 名、プラセボ群 20 名)を対象とし、WEM 200 mg/ 日 あるいはプラセボを12週間摂取させ、摂取前、摂取 4, 8, 12 週後に血液検査、皮膚機能検査、血管機能検査を実施するプラセボ対照二重盲検ランダム化並行群間比較試験を行いました。   結果として、WEM 群

  • 栄養Topics【厚生労働省が第4回「日本人の食事摂取基準」の案を公表】

    2019/01/30

    【厚生労働省が第4回「日本人の食事摂取基準」の案を公表】   厚生労働省は2018年12月21日に、第4回「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定案を公表しました。 案ではエネルギー摂取の過不足を回避する指標を設定するほか、栄養素については、過不足に関する指標に加え、生活習慣病の発症予防を目的とした量(目標量)と、重症化予防及びフレイル(虚弱)予防を目的とした量とは区別して提示しています。 ●2015年版からの主な変更点 ① 高齢者(65歳以上)のたんぱく質の目標量(下限)を男女ともに引き上げ 2015年版:13~20%エネルギー→2020年版:15~20%エネルギー

  • 栄養Topics【新生児期のビタミンD不足が統合失調症のリスクに!!】

    2019/01/24

    【新生児期のビタミンD不足が統合失調症のリスクに!!】   新生児のビタミンD濃度は20mm/Lから50mm/L以上に5段階に分けられるほど大きく変わります。 その5段階のうち、4段階までの20ー30mm/Lまでは特に統合失調症の発症頻度と相関しないが、最も低いグループは45%も統合失調症のリスクが高まるという結果が発表されました。   研究ではデンマークの国民健康記録と新生児用バイオバンクから統合失調症を患う424人を対象に相対リスク計算を行った結果です。   これまでもビタミンD欠乏が脳の回路形成に影響して統合失調症の重要なリスクファクターになるこ

  • 栄養Topics【アボカド由来の成分が抗がん剤の効果を高めることを発見】

    2019/01/18

    【アボカド由来の成分が抗がん剤の効果を高めることを発見】 順天堂大学大学院医学研究科臨床病態検査医学の田部陽子 特任教授らの研究グループは、アボカドから抽出した成分の脂肪酸avocatin Bが白血病がん細胞の脂肪酸代謝を阻害してがん細胞の増殖を抑制すること、さらに、白血病化学療法薬(抗がん剤)との併用により抗がん効果を高めることを報告しています。   研究ではavocatin Bの抗がん効果の分子機序を明らかにすることを目的に、細胞計数法と細胞周期解析を用いて、avocatin Bが単独培養状態の急性骨髄性白血病がん細胞の細胞死誘導や細胞増殖を阻害することを確認しました。

  • 栄養Topics【酪酸および可溶性繊維は、老化に伴う神経炎症を改善する】

    2019/01/15

    【酪酸および可溶性繊維は、老化に伴う神経炎症を改善する】   米国イリノイ大学の動物実験によると、食物繊維は腸内の善玉菌の成長を促進させ、善玉菌が食物繊維を消化する際には、酪酸塩などの短鎖脂肪酸を産生すると発表しました。   実験では老年マウス、若年マウスそれぞれの群に低繊維食または高繊維食を与え、血中の酪酸塩やその他の単鎖脂肪酸の濃度や腸の炎症性物質を測定しました。 すると、高繊維食を与えた場合には老年・若年マウスともに酪酸塩・単鎖脂肪酸のレベルが上昇しました。   しかし低繊維食を与えた場合は、老年マウスだけが腸の炎症を示しました。同じく低繊維食を

  • 栄養Topics【マグネシウムの補給はビタミンDの代謝に影響】  

    2019/01/11

    【マグネシウムの補給はビタミンDの代謝に影響】   マグネシウムがビタミンD状態を最適化し、不足の場合はレベルを上げ、過剰の場合はレベルを下げる働きがあるとヴァンダービルト大学イングラムがんセンターが報告しています。   研究では40-85歳の180名の大腸がんリスクのある者(リスク因子をもつか前がん性ポリープの除去手術を受けた者)を対象にランダム化臨床試験を実施。 ランダムに分けた2群に、マグネシウムまたはプラセボ(偽薬)を摂取させました。   マグネシウム摂取の結果、25-ヒドロキシビタミンD3、25-ヒドロキシビタミンD2、24,25-ジヒドロ

  • 栄養Topics【免疫系が腸内細菌を維持する新たなメカニズムを発見】

    2019/01/09

      【免疫系が腸内細菌を維持する新たなメカニズムを発見】   理化学研究所は、免疫グロブリンA(IgA)が腸内細菌叢を制御するための新たなメカニズムを明らかにしました。   これまでの研究により、免疫グロブリンA (IgA)は腸内で常在細菌の表面をコートしていることが知られていました。 また、このコーティングには、通常の抗体-病原菌の結合様式とは異なり、糖鎖を介する場合があることが指摘されています。   そこで、研究チームは細菌成分を認識しない単クローンIgA(7-6IgA)を作製し、強い糖鎖修飾を受けたIgAと細菌間の相互作用を詳しく

  • 栄養Topics【海藻に含まれるフコキサンチンの抗肥満作用について】

    2018/12/25

    【海藻に含まれるフコキサンチンの抗肥満作用について】   弘前大学農学生命科学部 前多隼人准教授が、糖尿病肥満マウスにフコキサンチンを含むワカメ油を投与すると、白色脂肪組織(WAT)重量の増加が抑制されたと発表しました。 更にこの活性成分を検討した結果、ワカメ油に含まれるフコキサンチンであることが明らかになりました。   研究では糖尿病肥満マウスにフコキサンチンを0.1%、0.2%含有飼料を投与すると、投与濃度に依存して体重増加と白色脂肪組織の増大が抑制され、それに伴い白色脂肪組織での脱共役タンパク質の発現を亢進しました。   肥満が進行すると、肝臓

  • 栄養Topics【ビタミンDサプリメントが癌や心血管疾患のリスクを低下させる!!】

    2018/12/19

    【ビタミンDサプリメントが癌や心血管疾患のリスクを低下させる!!】   米国ブリガム婦人病院などからの研究報告で、ビタミンD3のサプリメントはがんによる死亡リスクを低下させ、オメガ-3系脂肪酸のサプリメントは心筋梗塞の発症リスクを低下させると発表しました。   研究は、ランダム化二重盲検プラセボ対照臨床試験で、50歳以上の米国人男女25,871名が参加しました。がん、心筋梗塞、脳卒中、その他心血管疾患の既往歴のある者は除外されています。   参加者は次の4群に分けられました。 ①1日2000IUのビタミンD3+1日1gのオメガ-3系脂肪酸(Omac