栄養Topics【ビタミンD欠損がサルコペニアや筋機能障害をひきおこす!!】

2019年10月15日(火)

【ビタミンD欠損がサルコペニアや筋機能障害をひきおこす!!】

 

豪ウエストミード医学研究所の研究チームがマウスを用いた実験から、正常な筋肉の大きさと強度には、ビタミンDによるシグナル伝達が必須であることを発表しました。
研究ではビタミンD受容体が欠損しているマウスと正常マウスを比較、観測しました。

 

その結果、ビタミンD受容体が欠損しているマウスは正常マウスと比較して、筋肉が小さく、強度も低いことが分かりました。

 

・ビタミンD欠損マウスは自発的な車輪走行距離が22%減少(P = 0.009)

・除脂肪体重が正常マウスは、欠損マウスに比べて20%増加しました。

 

これは正常な筋肉にはビタミンD受容体が少量存在すること、また、筋肉細胞のビタミンD受容体を欠損すると筋肉の機能に重要な影響を与えることが示唆されました。
このことから筋細胞のビタミンD受容体を標的とする新しい治療法への道を切り拓く可能性を秘めています。

これらの治療法は、加齢性のサルコペニア(骨格筋量の退行性低下)やその他、筋肉機能に関連する障害に対処し、予防するのに役立つと考えられます。

 

 

■詳しくは下記サイトへ
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/jcsm.12460

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