スイスのチューリッヒ郊外のツークでのギリシャのRGCCラボセミナー報告
2019年07月17日(水)
弊社が日本代理店をしておりますギリシャのRGCCラボが毎年恒例でセミナーを開催しますが、今年は6月21日・22日スイスのチューリッヒ郊外のツークの自然に恵まれた美しいスイスの風景の中行われました。
RGCCラボはがんのCTC (循環腫瘍幹細胞) を抽出・培養し、多くの抗がん剤・分子標的薬・天然成分に対する個々人のがん細胞の感受性をレポート、治療方針の検討を可能にする検査を提供しています。日本でもすでに多くの先生が導入されています。
セミナーの参加者は世界各国のM.D.、Ph.D、ディストリビュータで、講義での質疑応答、参加者間の交流も活発に行われていました。
講義はRGCCラボのスペシャリストや海外の医師がスピーカーで、新しい取り組みや検査の説明、臨床での症例報告がありました。新しい検査が更に開発されるということはRGCCラボの弛まぬ研究の成果であり、同時に世界の特に欧米では治療の検討方法も日々進歩し続けていることを感じました。
アジア圏からの参加も多く、マレーシア、インド、フィリピン、シンガポールなどではCTC検査の導入が年々拡大しているそうです。
RGCC社ではサプリメント、製剤の製造もしていますが、その中で最初に作られたゲニスタインは、弊社が日本で世界に先駆け輸入承認を取得し、自社ブランドとして販売を開始しました。このことはセミナー会場でもRGCCラボ所長であるDr. パパソティリオから参加者へ報告され、会場にいた弊社に各国の医師・ディストリビューターから注目が集まりました。
また、日本の現状報告のプレゼンの時間もありました。日本からとして弊社の北原よりプレゼンを行いました。内容は日本での医療機関への検査の導入、取り扱いクリニック数の推移、臨床での症例報告等ですが、症例報告は福岡の喜多村クリニックの喜多村邦弘先生の症例として、左右両乳房の乳がんステージ2の患者さんが天然成分のみの治療で、CTC数がゼロになった例を紹介しました。さらにオンコトレース検査でも幹細胞のマーカーがすべて陰性に変化した報告では、会場からどよめきが起こり大変多くの関心が寄せられました。
検査結果に基づいてたてられた治療方針が有効であることの確たる証明になったと感じました。
その他、RGCC社とのOne to oneミーティングもあり、このセミナーにて得た情報や海外医師とのつながりを基に、今後の弊社からの日本の医師・医療機関への情報提供を活発にしていきたいと思います。
記述者:(株)デトックス 坂 弓子