栄養Topics【ブルーベリーが循環器疾患リスクを低下させる】
2019年08月21日(水)
【ブルーベリーが循環器疾患リスクを低下させる】
英国イーストアングリア大学などの研究チームが、毎日1カップほどのブルーベリーを食べたところ、過体重・肥満者の循環器疾患の発症リスクが低下したと発表しました。
これまでの研究では、日常的にブルーベリーを食べる人では、2型糖尿病や循環器疾患を発症するリスクが低かったことが明らかになっています。
研究チームは、ブルーベリーを食べることが、メタボリックシンドロームに与える影響について調査しまいた。
メタボリックシンドロームの定義は、高血圧、高血糖、腹部肥満、低HDLコレステロール血症、高中性脂肪の少なくとも3つ以上に該当する者です。
研究では、メタボリックシンドロームに該当する50-75歳で、過体重または肥満の人を対象に、毎日ブルーベリーを食べてもらい、6カ月間効果を検討。
ブルーベリーはフリーズドライ品とし、毎日の摂取量によって2群に分けました。
一方は生の果実150g相当、もう一方は75g相当のフリーズドライ品です。
対照群には、人工的に着色し香料を添加した紫色の代替品が与えられました。
研究の結果、毎日150g相当を食べた群でのみ効果が見られ、最大15%循環器疾患の発症リスクが低下しました。
これは、アントシアニンと呼ばれる果物の赤色などの成分であるフラボノイドの一種が効果を発揮したことが考えられます。
■詳しくは下記サイトへ
https://academic.oup.com/ajcn/article/109/6/1535/5499342
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栄養情報アーカイブページはこちら
http://detox.jp/nutrition.html
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