栄養Topics【血中ビタミンDと大腸がんリスクの関係を確認】
2018年11月25日(日)
【血中ビタミンDと大腸がんリスクの関係を確認】
血中ビタミンD濃度が高いことと、大腸がんのリスクが低いことには関連がみられると米国がん学会やハーバード大学などの共同研究で報告しました。
研究は17件のコホート研究から、5,706名の大腸がん患者と7,107名の対照者のデータを解析しました。そして全体の3割に当たる参加者の血中25(OH) ビタミンD濃度は新たに測定しました。
骨健康に充分と思われる最低ライン(50-62.5nmol/L)の者に比べて、30nmol/L未満の欠乏者は、大腸がんの発症リスクが31%高くなりました。
反対に血中25(OH) ビタミンD濃度が高い者(75-87.5nmol/Lおよび87.7-100nmol/L)では、大腸がんの発症リスクが19%低くなりました。
これは血中ビタミンDと大腸がんの保護的関係に関するエビデンスをさらに強化するものなりました。
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