栄養Topics【常習的なグルコサミン使用と心血管疾患のリスクとの関連】

2019年06月28日(金)

【常習的なグルコサミン使用と心血管疾患のリスクとの関連】

 

テュレーン大学等の研究チームはグルコサミン摂取が、心血管疾患イベントのリスク低下と関連するようだと発表しました。

 

今回の研究では、習慣的なグルコサミン摂取と心血管疾患イベントリスクとの関連を前

向きに評価することを目的としています。

対象者は、英国バイオバンクの前向きコホートにおいて、グルコサミンを含むサプリメントの使用に関する質問票に回答し、ベースライン時に心血管疾患(CVD)の既往のない者466,039名であり、2006年から2010年まで登録され、2016年まで追跡調査しました。

 

主な結果の判定項目
・心血管疾患による死亡
・冠状動脈性疾患
・脳卒中などを含む心血管疾患による偶発事象
追跡期間7年間(中央値)で、心血管疾患による死亡3,060人、冠状動脈性心臓病イベント 5,745人、脳卒中イベント3,263人でした。

 

結果としては、年齢、性別、BMI、人種、肥満度指数、食事摂取量、薬物使用、その他のサプリメント使用で調整後、 グルコサミンの摂取は、総 心血管疾患イベントのリス

ク低下と有意に関連しました。

グルコサミン摂取は、摂取なしと比較して、冠状動脈性心疾患、脳卒中、心血管疾患による死亡リスクの9~22%低減と関連しているかもしれません。

 

 

■詳しくは下記サイトへ
https://www.bmj.com/content/365/bmj.l1628

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