栄養Topics【厚生労働省が第4回「日本人の食事摂取基準」の案を公表】

2019年01月30日(水)

【厚生労働省が第4回「日本人の食事摂取基準」の案を公表】

 

厚生労働省は2018年12月21日に、第4回「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定案を公表しました。
案ではエネルギー摂取の過不足を回避する指標を設定するほか、栄養素については、過不足に関する指標に加え、生活習慣病の発症予防を目的とした量(目標量)と、重症化予防及びフレイル(虚弱)予防を目的とした量とは区別して提示しています。

●2015年版からの主な変更点
① 高齢者(65歳以上)のたんぱく質の目標量(下限)を男女ともに引き上げ
2015年版:13~20%エネルギー→2020年版:15~20%エネルギー

②ビタミンDの目安量を1歳以上の男女各年齢層で引き上げ
2015年版:18歳以上5.5μg/日→2020年版:10μg/日

③ナトリウムの食塩相当量の目標量を引き下げ
2015年版:18歳以上男性8.0g/日未満、女性7.0g/日未満
→2020年版:7.5g/日未満、女性6.5g/日未満

④微量ミネラル(クロム)に関する成人の耐容上限量を新たに設定
2020年版:18歳以上500μg/日

ビタミンDは骨折リスクを上昇させない必要量に基づき目安量を設定した、としています。なお、75歳以上の高齢者のたんぱく質推定平均必要量では、15年版の50g/日から20年版では45g/日に下がる設定となりました。
加齢に伴う身体活動量の低下により、必要エネルギー摂取量が低い場合を考慮した、としています。

 

■詳しくは下記サイトへ
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209592_00002.html

 

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栄養情報アーカイブページはこちら
http://detox.jp/nutrition.html

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