栄養Topics【きのこ消費と軽度認知障害(MCI)との関連性】

2019年04月15日(月)

【きのこ消費と軽度認知障害(MCI)との関連性】

 

シンガポール国立大学の研究チームが、きのこを1週間に300g以上摂取した高齢者が、軽度認知障害を有するリスクが半減していたという発表を行いました。

 

研究では、きのこの摂取量と軽度認知障害との関連を横断的に調査。
対象者は、シンガポールにおいて「食事と健康的な老化研究」(Diet and Healthy Aging (DaHA) study)に参加した認知症またはいかなる精神障害とも診断されていない、60歳以上の663名です。
またきのこの消費は、6項目のきのこ消費アンケートを使用して、1対1のインタビューを通してきのこの消費に関する情報を収集しました。
インタビューでは、「あなたは以下のものをどれくらいの頻度で食べますか?」という質問をしました。
回答は、1日当たりの部分数(1日当たり少なくとも1つの部分を消費した人)、1週間あたり(週に1〜6部のキノコを消費した人)、または1ヶ月(1未満のキノコを消費した人)として記録された週あたりの部分)。
参加者が回答を提供できなかった場合、看護師はさらに過去1週間または過去1ヶ月間に参加者の摂取量を尋ねることによって調査し、それに応じて回答を記録しました。

 

前記の方法で収集した情報をもとに統計解析を行った結果、きのこの摂取が週1回未満の者と比べ、きのこの摂取が週2回以上摂取した者は、MCIを有する傾向が50%低くなりました。

 

今回の横断的データは、神経変性の遅延において、 きのこと生理活性物質の潜在的役割を示唆することになりました。

 

■詳細は下記urlへ
https://content.iospress.com/articles/journal-of-alzheimers-disease/jad180959

 

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