栄養Topics【マグネシウムの補給はビタミンDの代謝に影響】  

2019年01月11日(金)

【マグネシウムの補給はビタミンDの代謝に影響】

 

マグネシウムがビタミンD状態を最適化し、不足の場合はレベルを上げ、過剰の場合はレベルを下げる働きがあるとヴァンダービルト大学イングラムがんセンターが報告しています。

 

研究では40-85歳の180名の大腸がんリスクのある者(リスク因子をもつか前がん性ポリープの除去手術を受けた者)を対象にランダム化臨床試験を実施。
ランダムに分けた2群に、マグネシウムまたはプラセボ(偽薬)を摂取させました。

 

マグネシウム摂取の結果、25-ヒドロキシビタミンD3、25-ヒドロキシビタミンD2、24,25-ジヒドロキシビタミンD3の血漿濃度が、ベースラインの23-ヒドロキシビタミンD(25(OH)D)の状態に依存して有意に変化しました。

 

・ビタミンD(25(OH)D)が30ng/mLの場合、マグネシウム補給で25(OH)D3濃度が上昇
・ビタミンD(25(OH)D)が30-50ng/mLの場合、マグネシウム補給で25(OH)D3濃度が低下
・ビタミンD(25(OH)D)が50ng/mLの場合、24,25(OH)2D3濃度がマグネシウム補給で上昇
・ビタミンD(25(OH)D)が30ng/mLの場合、24,25(OH)2D3濃度がマグネシウム補給で変化なし

 

よって、最適なマグネシウム状態が、ビタミンD(25(H)D)状態を最適に保つために重要だと結論付けられました。

 

■詳細は下記ページへ
https://academic.oup.com/…/article-abst…/108/6/1249/5239886…

 

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