【ロンドン出張報告】 パトリック・ホルフォード講演 『アルツハイマーセミナー』

2020年03月25日(水)

【ロンドン出張報告】
パトリック・ホルフォード講演
『アルツハイマーセミナー』

 

 

2020年2月27日ロンドンで行われました 『アルツハイマーセミナー』に参加して参りましたのでご報告させていただきます。
講演者:パトリック・ホルフォード(Holford Institute)
クリス・エクスリー教授 (Keele大学教授)

 

パトリック・ホルフォード:ISOM、Dr. Carl Pheifferに従事。栄養士であり健康と栄養に対するオーソモレキュラーを基本とした当時では新しいアプローチの先駆者。
メンタルヘルスの分野に特化し、37冊の書籍を執筆、著書は30以上の言語に翻訳され、世界中で何百万冊販売。
主な書籍に「精神疾患と栄養―うつ、不安、分裂病にうちかつ」「メンタルヘルスと栄養―心の働きと情動の安定をよくする」この2冊は1999年10月岩手大学の大沢博先生により和訳出版。

 

以下リンクからパトリックの動画をご覧いただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=ivtLHZDhHpc

 

 

 

講演内容は、アルツハイマーはライフスタイルから予防が可能であり、Lifestyle Medicine(ライフスタイルメディシン)を提唱するものでした。

検査でアルツハイマーの要因を明らかにしそこに対処するという、まさにエグゼクティブでこれから導入されるサイレックス社のアルツハイマー検査につながるものと大変嬉しく思いました。

パトリックは”H”(ホモシステイン)に着眼していました。(メチレーションも絡む)
イギリスでは認知症の3分の2がアルツハイマーであり(側頭葉内側部問題) 、軽度の認知症では年に0.5%進行、中度では年1.0%、重度では年2.5%進行するというデータがあります。

 

 

<以下、講演より>

APO E の変異は4%程度の遺伝的発症リスクAPP, P1と2も遺伝的要因である。
Lancet の報告をN.Y. Times が掲載したが、2000億ドルが世界中の製薬会社で費やされたが、対象がアミロイドベータとタウタンパク質で、薬の開発は不発に終わっている。

 

然しながら予防は可能であり、ライフスタイルで対処が可能とのこと。
アルツハイマーのリスク要因の一つににホモシステインがあり、20%のリスク要因を占めるので、これへの対処は%から見て大きいので有効的と考えられる。
11レベル以下が必要。また、コーヒーはホモシステイン数値を上げることを留意する。

 

さらにBlood Sugar もAGE に関連するので対処は可能な要因である。
葉酸、TMG、B12、B6、亜鉛、DHA、Phos Cholineだけでも改善、発症の遅延には役立ち大きな%になる。“H”と血糖の調整、サプリメントだけでも大きな%を占める要因に対処できる。また、メトフォルミンは良い薬だがB12は下がるので、服用者はB12は欠乏に陥ってる可能性もある。

 

 

今話題のMCTオイルのC8オイルについて:
神経細胞はケトンに変わりC8を吸収するので大変良い。だが、これはアリセプトと同じで一時的には良いが効果は薄れる。(私自身もパトリックの推奨するC8オイルをイギリスから輸入し、摂取中、一時的なものと聞きましたが継続のつもりです。)

 

 

2人目の演者:クリス・エクスリー教授(Keele大学教授)
演題:「アルミニウムの弊害」

クリス・エクスリー教授:
生物学者(スターリング大学:スコットランド)。アルミニウムの生態毒性学の博士号(スターリング大学)取得
アルミニウムと脳の疾患を研究する第一人者。
米国のDr.Joseph Mercolaは、エクスリー教授の研究をもとにDr.Mercola” How Aluminum change your Brain”を執筆。内容はDr.Mercolaのレポートに集約されていますので、ご希望の方は送付いたしますのでお問い合わせください。

 

 

弊社では5月24日(日)、6月6日(土)ブレインヘルスと称し、アルツハイマーを含む認知症の検査からその対処法、臨床報告のセミナーを予定しております。
詳しくは後日の配信をご参考ください。

記述者:北原 健

以下、サイレックス社の新しいアルツハイマー検査の日本版ウェブサイトになります。

Home

ご不明な点がありましたらお問い合わせください。

問い合わせ先:info@detox.jp