栄養Topics【ナツメグが肝臓を助ける!!】
2018年11月16日(金)
【ナツメグが肝臓を助ける!!】
ナツメグ(ニクズクの種子)は、芳香性健胃薬として伝統的な漢方で使われてきた生薬の一種ですが、肝臓にも効果がありそうだ、という中国科学アカデミー昆明植物研究所が報告しています。
ナツメグはスパイスの一種として世界の年間消費量は9千トンに上ります。
インドネシアに多く自生し、喘息、リューマチ、歯痛、感染症などの治療に用いられています。
脂質異常症、高血糖、心筋損傷、肝毒性などにも有効であることが研究的には知られています。
研究チームは、肝毒性のマウス動物モデルを使用して、ナツメグの肝臓保護機能のメカニズムを探りました。
メタボロミクス解析によって、ナツメグは、種々の脂質やアシルカルニチンを健康なレベルに保つことで肝臓を損傷から保護する働きがあることが明らかになりました。
研究チームは、ナツメグの特異成分であるミリスリグナンに肝損傷からの強い保護効果があることを明らかにしました。
またナツメグはミネラルとビタミンが豊富なハーブです。
• 銅
• マンガン
• ナトリウム
• カリウム
• カルシウム
• マグネシウム
• ビタミンA
• ビタミンB1、B2
• ナイアシン
などが含まれています。
■抜粋元ページ
https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acs.jproteome.7b00901