栄養Topics【妊娠中のナッツ摂取は8歳までの小児の神経発達改善と関連する】

2019年06月18日(火)

【妊娠中のナッツ摂取は8歳までの小児の神経発達改善と関連する】

 

バルセロナグローバルヘルス研究所等のコホート研究から妊娠初期のナッツの豊富な食事は、子供の精神発達の改善と関連することが発表しました。

 

ナッツは、高血圧、酸化ストレス、糖尿病のリスク減に役立つとされ、これまで高齢者の認知機能に保護的効果を有する可能性が示唆されています。

 

今回の研究の対象者は、スペインの4つの地域の人口ベースの出生コホートからの母子ペアを含めた2208名です。

 

母親のナッツ摂取については、妊娠初期と妊娠後期、食生活に関するアンケートにより評価、子供の神経心理学的発達状況については、生後18か月、5年、8年後、国際的に妥当性が示された標準試験を用いて評価され、関連性を検討しました。

 

結果は、妊娠初期、ナッツ高摂取の母親から生まれた子供は、認知機能、注意力、作業記憶に関し良好な結果が認められました。
一方、妊娠後期のナッツ摂取も分析したところ、神経心理学的アウトカムとの関連性は弱いものでした。

 

この観察された有益な効果は、ナッツに高濃度の葉酸と、オメガ-3系およびオメガ-6系脂肪酸が含まれるからだと推察されます。

 

 

■詳しくは下記サイトへ
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10654-019-00521-6

*****************************
栄養情報アーカイブページはこちら
http://detox.jp/nutrition.html
*****************************

#ナッツ #葉酸 #オメガ-3 #オメガ-6 #栄養 #健康 #予防医学 #ライフスタイル