栄養Topics【クルクミンの抗がん効果を明らかにする研究】

2019年06月11日(火)

 

【クルクミンの抗がん効果を明らかにする研究】

 

ブラジル・サンパウロ連邦大学からのレビュー報告で、クルクミンの定期的な摂取が消化管腫瘍の潜在的な治療法として有望かもしれないと発表しました。

 

胃がん患者の腫瘍細胞では、ヒストンアセチルトランスフェラーゼ(HAT)とヒストンデアセチラーゼ(HDAC)の発現パターンが正常細胞と異なります。
種々の栄養素と生理活性化合物がこれら酵素の活性を調節することが示唆されていることから、先行研究のレビューを実施。

 

クルクミンの他にも、活性調節に重要そうな化合物として、コレカルシフェロール、レスベラトロール、ケルセチン、ガルシノール、酪酸ナトリウムが化学予防や抗癌効果を発揮するアセチル化および脱アセチル化酵素活性の天然の調節剤として見つかりました。

 

「これらの化合物は、ヒストンのアセチル化を促進または阻害することによって胃がんの発症に関与する遺伝子の活性化または抑制を促進する」と研究者は説明しています。

 

■詳しくは下記サイトへ

https://www.futuremedicine.com/doi/10.2217/epi-2018-0081

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