栄養Topics【睡眠時間とメタボの関係性】

2019年03月29日(金)

【睡眠時間とメタボの関係性】

 

 

ソウル国立大学からの研究チームが、睡眠時間が6時間未満の場合や10時間以上の場合、メタボリックシンドロームのリスクが高かったことを発表しました。

 

研究は40-69歳の男女133,608名を対象に行った横断研究です。
研究(HEXA研究)では、住民を対象として社会的背景や食事、身体活動、服薬、血球や遺伝子等の情報を収集しました。
このうち「過去一年で、1日の睡眠時間(昼寝も含めて)はどれくらいですか」という質問項目を用いて、メタボリックシンドロームとの関連を検討。

 

集めたデータをもとに統計計算を行った結果、睡眠時間が6時間未満の男性では、メタボリックシンドロームや腹部が大きい割合が高く、女性においても、腹部が大きい割合が高くなりました。

 

また、睡眠時間が10時間以上の男性では、メタボリックシンドロームや血中の中性脂肪が高く、女性では、HDLコレステロール値の低値、血糖や中性脂肪の高値、腹囲が大きい、メタボリックシンドロームの割合が高くなりました。
睡眠時間が6時間未満の割合は、男性で11%、女性で13%であり、10時間以上の割合は、男性で1.5%、女性で1.7%でした。

 

これは睡眠時間が7時間未満の場合、ホルモンの上昇により食欲の増加、カロリー摂取量やエネルギー消費量の減少が、肥満や腹囲に影響を与える可能性があることが示唆されました。
※ビックデータを用いて統計計算した結果のため、因果関係までは述べていません。

 

 

■詳しくは下記サイトへ
https://bmcpublichealth.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12889-018-5557-8

 

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