栄養Topics【ブロッコリーの成分が腫瘍抑制因子の機能を再覚醒させる】

2019年08月15日(木)

【ブロッコリーの成分が腫瘍抑制因子の機能を再覚醒させる】

 

米国ベスイスラエルディーコネス医療センターがブロッコリーの天然成分であるインドール-3-カルビノール(I3C)が、PTENタンパク質の腫瘍抑制活性を阻害する酵素を作るWWP1遺伝子を不活性化し、PTENタンパク質の抑制活性を復活させるようだ、と発表しました。

PTENタンパク質は腫瘍抑制活性を持ち、その突然変異はがんの原因となる発がん遺伝子であるが、研究チームは、PTENタンパク質が正常でも、それを阻害する酵素が存在することを発見し、マウスとヒト細胞を用いた実験で、その遺伝子WWP1を明らかにした。

さらに、研究チームは、がん多発マウスにインドール-3-カルビノール(I3C)を投与することによって、I3Cとその類似体がWWP1を阻害し、PTENタンパク質のsh腫瘍抑制活性に対するブレーキを解除することを発見しました。

これはPTENタンパク質機能を回復させ、さらにその腫瘍抑制活性をもどすことが出来ることを示唆しています。

 

 

■詳しくは下記サイトへ

https://science.sciencemag.org/content/364/6441/eaau0159

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